気圧変化と頭痛
こんにちは。はり・きゅう・マッサージ治療院Smileの北原です。
ようやく今週末に関東の梅雨明けが予想されていますが、今年の梅雨は本当に長いですね… 低気圧が停滞し続けたせいか、このところ”頭痛”を訴える方がすごく多かったです。一般的に頭痛はいくつか種類分けされていて、原因や対処方法も様々です。ですので、慢性的な頭痛に悩まされている方はご自分の頭痛の原因と対処方法(頭痛を緩和させる方法)を知っておく事がとても大切だと思います。
頭痛の原因は必ずしもひとつでは無いと思いますが、低気圧が近づいている時に発生しやすいという方の為に、その理由と予防方法について少しお話させていただきます。この症状は”低気圧頭痛”や”気象病”とも呼ばれるので、このキーワードで検索するといろいろな情報が出てきますが、近年明確化した説を主に説明いたします。簡単な流れは下記です。
低気圧➡『内耳』➡『脳』➡自律神経の乱れ➡頭痛発生!
耳の鼓膜の奥に『内耳』という場所が存在しています。この場所は気圧の変化を感知するセンサーの役目をもち、その情報を『脳』に伝えています。このセンサーが過敏な人は、脳に過剰に気圧変化の情報を伝えてしまうのではないかと言われています。脳は過剰な情報を受け取ると、対応するための指令を出すために自律神経も過剰に働いてしまい、乱れてしまいます。これは血管の異常な拡張/収縮につながり、頭痛が発生してしまうという流れです。
予防方法としては、この流れをどこで断ち切るかということになりますね。
『内耳』の過敏なセンサー…耳周辺(頭や首含む)のマッサージ、温め
自律神経の乱れ…質の高い睡眠、リラックス、入浴、軽い運動
予防が間に合わず、頭痛を発症してしまった場合には、そのタイプ別で対処方法が違ってきます。まずは頭痛のタイプ分けが必要になるので、その説明はまた別の機会にさせていただきますね。
梅雨が明けた後も、今度は台風がやってきてまた気圧の変動が始まりますので、低気圧頭痛をお持ちの方は是非予防を心がけてみてくださいね!もちろん鍼(はり)やマッサージで首・肩・頭まわりの筋肉を緩めておくことは、『内耳』にも『自律神経』にも働きかける予防になりますので是非ご相談くださいね!