HSP入浴法
こんにちは。はり・きゅう・マッサージ治療院Smileの北原です。
毎日暑いですね🌞 天気予報に35℃以上の気温が並んでいる事が普通になってしまうなんて… この暑さではお風呂には入らずにシャワーで済ませる方が多いのではないでしょうか⁉
ヒートショックプロテイン(HSP)という言葉を聞いたことありますか?直訳すると『熱ショックたんぱく質』ですが、これは熱ショックストレスにより増加するたんぱく質の事で、身体の中の傷んだ細胞を修復してくれる働きを持ちます。”傷んだ細胞”とはどんな状態の事でしょうか?? 様々な細胞から出来ている私たちの身体は細胞が傷む事によって病んだり、老いたりします。外傷と違って身体の中の傷ですから、薬を塗って治す事は出来ません。この傷を修復できるたんぱく質を増やせば病からの回復や老化予防にも期待出来るという事ですね。免疫力もあがり、ウィルスと戦える身体作りのお手伝いもしてくれるはずです👍
このすばらしいプロテインを生成する入浴法を「HSPプロジェクト研究所 伊藤氏」が提唱しているので、ご紹介したいと思います。
- 入浴前に水分を補給 ※汗をかくために大事!
- 入浴(↓温度による時間目安)
湯舟温度 入浴時間 40℃ 20分 41℃ 15分 42℃ 10分 - 身体を冷やさずに保温10~15分(冷たくない水分補給)
※注意事項:心臓疾患等疾患のある方は、医師に相談しましょう。また、高齢者の方や低血圧の方は無理な入浴はやめましょう。
実は私、HSPに関する本を10年ほど前に読み、知っていたのですが、夏はシャワー、冬でも長風呂の習慣が無く、実行できませんでした。何度か患者様にこの話をしているので、やはりまず自分がと思い、去年からは夏でも週1~2でこの入浴法を実践しています。徐々に汗が出やすくなって代謝が上がっている実感があります!
単純な3ステップですが、普段が烏の行水の私にとっては全ての時間を守るまでには少し苦労しました。41℃の湯舟に15分間は結構長い… しばらくは10分が限界でした(*_*) そして最後のステップの保温時間は浴室を出てからの『保温』が難しいと思ったので、湯船に温まった後に10~15分は温まった浴室内で髪や身体を洗って過ごす時間を保温時間としました。(深部温度を下げない様にするための時間なので、この方法でも大丈夫です!) 結果、浴室を出てからは、冷房で冷えた部屋に居てもしばらくは汗が止まらないぐらい深部体温が上がっている事を実感できます。
HSPは入浴の2日後が増加のピークらしいので、勝負の日(大事なプレゼンやデートや試合 等々)の前々日にはHSP入浴法で本番に備えましょう!
トライする際にはくれぐれも無理をせずに徐々にやってみてくださいね。自宅でのトライが難しい方は銭湯や温泉に行ってやってみてください♨